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コメ加工販売「三笠フーズ」(大阪市北区)が
農林水産省から工業用として仕入れた汚染米を転売していた問題が波紋を呼んでいる。
汚染米とは主にカビが発生したもので、猛毒となるカビ毒のアフラトキシンによって
肝臓ガンなど発症の危険性が危惧されているものとなる。
「三笠フーズ」は米を原材料とした「糊」などの生産目的に農林水産省が工業米として販売したものを
食用米として意図的に転売。結果的に工業用米が食用に転用されてしまったというものとなるが、
農林水産省によって汚染米を原材料にして「糊」を生産していると指摘された接着剤などのメーカーはこの発表に反論して、
接着剤の原材料に米を利用することはない、と否定。では、農林水産省が言っている「糊」とは何なのか追求されると、
農林水産省側は工業用米の主用途となる「糊」とは具体的にはベニヤ板などの合板に接着に用いる「糊」のことだと説明。
しかし、合板材の生産業者に関しても接着剤には米ではなく小麦を使っていることが判明。
結果論から言うと農林水産省が主張する「糊」の生産用工業米の需要は元々、
存在していなかったということにもなり、
農林水産省が工業用米として卸した汚染米の多くは業者によって食用として転売されていた可能性なども浮上してきている。
この問題に関連して一部も問題視されているのが、
国立がんセンターが公開している都道府県別の肝臓ガンの死亡者数の都道府県別グラフと年次推移グラフとなる(図参照)。
見たとおり、肝臓ガンの死亡者は「三笠フーズ」の汚染米が流通していた西日本に偏る傾向があり、
また、時系列的にも「三笠フーズ」の汚染米が流通し始めた10年前頃から増大傾向にあるなど、
不気味な相関関係が生じている。
URLリンク(www2.technobahn.com)
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