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・東京版ガイドの発売で大きな話題を呼んだ「ミシュラン」が、日本料理の老舗や名店が集まる
京都でひそかに調査を進めている。しかし、古都が培った食文化を「世界標準」で評価される
ことに抵抗感が強く、ガイドへの掲載申し入れに「拒否」「保留」と答える店が続出。
「ミシュランは『一見さんお断り』の文化にそぐわない」との声も上がっている。
「星の数の判断基準は、皿の上の料理そのものです」
今年春、京都市内にある老舗の京料理店に、ミシュランの調査員を名乗る人物が現れ、
店主にこう話しかけた。ミシュランが得意とする覆面調査はすでに終えた様子で、写真の
提供かカメラマンによる店内の撮影を認める承諾書にサインを求めた。しかし、同店は
サインをしなかった。
店主は「星」の評価を拒んだ理由について、「料理だけで判断する姿勢が気に入らなかった」と
話し、「京料理は打ち水された玄関や手入れの行き届いた庭など、もてなしのすべてが文化。
フランスの調査員が、我々の文化や伝統を学んでいるとは思えない」と不信感を募らせる。
日本料理の「京都吉兆嵐山本店」(京都市右京区)にも、ミシュラン調査員のフランス人男性と
日本人女性が来店。総料理長を務める徳岡邦夫さんは、個人的な意見と前置きしたうえで
「これからは世界基準で勝負する時代。ミシュランという一つの基準で評価するのはフェアだし、
最初に星がもらえなければ一つ付くように、一つなら二つを目指して努力すればいい」と理解を示す。
だが、同店も料理の写真撮影などの協力を拒否。京都吉兆としての経営判断や他店の動向を
にらんでの対応のようだ。(>>2-10につづく)
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