08/09/17 01:34:28 jXV0BRFh0
>>738
銀行の日々の貸し出し業務も、基本的には似た原理なんだよなあ。
顧客から預かった元の預金額より、たくさんのお金が
似たような原理で、あちこちに出回って貸し出されている。
これを信用創造と言う。
「金融」システムとは、そもそもが、こういうものなわけで。
【信用創造】
URLリンク(ja.wikipedia.org)
銀行は預金を受け入れ、その資金を誰かに貸し出す。
その過程で信用創造は発生する。以下は、そのプロセスの例である。
A銀行は、X社から預金1000円を預かる。
A銀行は、1000円のうち900円をY社に貸し出す。
Y社は、Z社に対して、900円の支払いをする。
Z社は、900円をB銀行に預ける。
この結果、預金の総額は1900円となる。
もともと1000円しかなかった貨幣が1900円になったのは
Y社が900円の債務を負い返済を約束することで
900円分の信用貨幣が発生したことになるからである。
この900円の信用貨幣(預金)は返済によって消滅するまでは
通貨(支払手段)としても機能する。
このことはマネーサプライ(現金+預金)の増加を意味する。
さらに、この後B銀行が貸出を行うことで
この仕組みが順次繰り返され貨幣は増加していく。
このように、貸出と預金を行う銀行業務により
経済に存在する貨幣は増加する。
これをムチャクチャに拡大したイメージ。