08/09/14 00:28:03 7tgMNYWj0
>>607
>だからそんな理念が現実のどこにあるんだよw
必ずしも現実の政策と一致しないからこそ、理念なんじゃないの。
ケインズ政策を標榜して行われてきた政治のどれ一つとして、「均衡失業率における」緊縮財政を行ったものはないし、
マルクス主義や共産主義にいたっては、マルクスの思想とまったく対極にある政治ばかりだった。
だからといって、ケインズやマルクスの理論が棄却されるわけではない。
理論のとおりに行われた政策が誤作動してはじめて、理論は棄却される。
構造的に、または必然的に、これこれの思想はそうならざるをえない、だから誤りだという批判は適切だが、
現実と理念が一致していないから、理念は無意味と言うのは、まったく批判の体をなしていない。
>新自由主義を標榜してきたアメリカのその矛盾、そのご都合主義ぶりを突っ込んでるんだよw
新自由主義をブッシュ政権が標榜して来たと言うのは初耳だ。
「思いやりのある保守主義」というのは、新自由主義とはずいぶんと異なる政策方針のように思うが。
また、そもそもアメリカの政治全体を見ても、ニューディール連合や「偉大な社会」政策にあらわされるように、
レーガンの一時期を除いては、小さな政府を標榜していた時代のほうが少ないと言える。
>真の強者ってのは、とどのつまり銀行=金融業者=国際金融資本ってこったw┐(´∀`)┌
ただ、銀行も金融当局の政策に大きくその命運を左右されるわけだからねえ。
実際問題として、むき出しだろうが慎ましやかだろうが、貨幣が使われる限り、金融資本が社会に影響力を持つのは仕方がない。
それは金融資本が競争から自由になるということではないが、
政府は金融資本の連鎖的な倒産と信用恐慌に目を光らさざるを得ない。
それは、かのレーニンが言ったように、
「一国の社会体制を崩壊させるのにもっとも容易な手段は、貨幣信用を打ち崩すことである」
ということだからだ。
まあ、だからといってわざわざ貨幣信用を低下させたり、貨幣に使用期限をつけるような形で、
貨幣システムを改変する必要があると言うことには必ずしもつながらないのだけど。