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リサイクル家電の横流しをめぐる新聞やニュースサイトの記事で名誉を傷付けられた
として、家電量販店最大手のヤマダ電機が毎日新聞社に1200万円の損害賠償などを
求めた訴訟の判決が12日、東京地裁であった。松井英隆裁判長はニュースサイトの見
出しについて名誉棄損を認め、毎日新聞社に110万円の支払いを命じた。
問題となったのは、平成19年3月30日付の毎日新聞朝刊に掲載された記事で、ヤ
マダ電機の下請け業者が、リサイクル家電を横流しして不正な利益を得ていたとする内
容。毎日新聞のニュースサイトでは「ヤマダ電機:不要家電1600台横流し」という
見出しで配信された。
松井裁判長は、ニュースサイトでは、見出しをクリックしなければ記事を閲覧できな
いことから「見出しだけを閲覧する読者も相当数存在すると想定される」と指摘。その
上で、「今回の見出しはヤマダ電機が主体となり、横流しを行ったと読み取れる」とし
て名誉棄損を認めた。
一方、新聞記事は「見出しと本文全体を読むのが通常の読み方で、ヤマダ電機の名誉
を傷付ける内容にはなっていない」と判断した。
毎日新聞社社長室広報担当の話「主張が一部認められなかったことは遺憾。判決文を
精査して今後の対応を検討します」
■ソース(産経新聞)(9.12 17:47)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)