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(>>2のつづき)
このほか、若手からは「ミスター年金」の人気者、長妻昭氏が厚労相や年金担当相に。
保守系の論客、渡辺周氏は法相。
「年金問題の解決が急務。ここはエースの長妻さんに任せるしかありません」(有馬氏)
「問題点が少なくない裁判員制度や人権擁護法案に、渡辺議員に改革の視点でメスを
入れてほしい」(伊藤氏)
注目すべきは、3氏とも国民新党、社民、新党大地など他党からの閣僚起用があると見ている
ことだ。党勢から言って連立政権となるのは必至で、人材的にも民主党単独政権は望めない。
他党の人材をスカウトするしかないからだ。国民新党からは自民党時代に閣僚経験のある
亀井静香代表代行、亀井久興幹事長が、また新党大地から鈴木宗男代表が入閣。
社民党からは、辻元清美氏の名前が挙がった。
他党からの起用について、民主党幹部がこう指摘する。
「うちは議員キャリアからいって大臣の風格がある議員が少ない。当選3回でも閣僚候補だ。
連立政権でよそから経験豊富の人材を起用したほうが政権が安定する」
こうして顔ぶれを見ると、前出の民主党幹部が指摘するように、結党10年の民主党では議員の
若さ、能力はあっても経験不足という人材構成が浮き彫りになる。それゆえ、組閣では、他党
から起用したり、民間人枠を増やしたり、あるいは反小沢の論客を取り込んだりと「小沢首相」は
苦労しそうだ。
政権交代は長年の大願成就であり、“うれしい悲鳴”なのかもしれないが―。(以上)