08/09/11 00:41:05 c17Q7M9w0
その６
俺達傍聴席の人間が起立すると、裁判官は出て行った。
他の人もほとんどそのまま傍聴人出入り口から出て行く。俺は再び着席して、今見た事を覚えている間に紙に描き込んでいた。
結局、毎日側の弁護団は来なかったが、これは中々上手い作戦かも？と思う。下手に裁判出でて、証拠書類の確認だけだとしても、そこで言った内容が如何に正しくても、傍聴席は不謹慎な２ちゃんねらーで埋め尽くされている。
歪曲とまでは言わないが、面白おかしく脚色されるのは間違がなく、祭をさらに炎上させる燃料にしかならない。
おそらく、出来るだけ引き伸ばしての放置プレイでお茶を濁して、どうしても出ないといけない時にも、当たり障りの無い事で誤魔化し、時間を稼いで、適当な所で和解、と言う賢い選択だろう。
ふと、頭を上げると傍聴席には俺しかいない。俺以外には、ＲＯＭ人と、ガッチリ眼鏡男（マイクの人）と赤い髪留めの美人書記だけ。三人が俺を冷たい目で見ていた。
慌てて、荷物を持って外へ出た。再び一階ロビーで紙と鉛筆を持って描く。多分15分くらい裁判所に残っていたので、「変態裁判」関係の人は全員出て行ったと思っていた。
俺が玄関を出るとそこにはまだ10人くらいの人の塊があり、真ん中にＲＯＭ人らしき人物がいた。これから飲み会があるのだろう。
俺は歩くのが早いのか、その団体にすぐ、追いついてしまったが、飲み会に参加しなかった。
それほど、フレンドリーな人間ではないし、知らない人同士で何を喋っていいか分からない。でも、歩く方向は同じ神戸駅。駅前のターミナルで彼らは右へ、俺は真っ直ぐ駅へと向かった。
ＲＯＭ人とその仲間達、がんばれよ！俺は「ちょっと距離を置いて」応援している。裁判の時間自体は凄く短く、アッサリしたものだったが、なかなか面白かった。
本当に面白いのは、次回の10/3だろう。今度は俺が行けるかどうかは分からない。
まあ、犀は投げられた！と言う事かな。
これはほとんど俺の主観のみで書いたから、細かい所は間違いが多いと思う。
大体こんな感じだった。俺の書いたことを全部鵜呑みにしないで他の傍聴に行った人の書き込みと比べて欲しい。
おわり