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「昨夜遊び過ぎたんじゃ…」はセクハラ 洋菓子店長の発言で女性が逆転勝訴
洋菓子店「東京風月堂」(東京)の契約社員だった女性が、配属先の店舗の男性店長にセクハラ発言を繰り返され
精神的苦痛を受けたとして、同社に約650万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が10日、東京高裁であった。
宮崎公男裁判長は、女性の請求を退けた1審東京地裁判決を変更し、同社に約170万円の支払いを命じた。
争点は、店長の発言がセクハラに当たるかと、風月堂に責任があるかだった。
宮崎裁判長は、店長が女性に「昨夜遊びすぎたんじゃないの」「処女じゃないんでしょ」などと言っていたことを認定。
これら発言について「女性を性的に辱めており違法」と判断した。
その上で、店長が仕事の時間内にこれらの発言をしていたため、
風月堂が店長を十分に監督していなかったことを指摘し、同社の賠償責任を認めた。
1審判決は、店長の発言を一部認めながら、「職場での雑談の域を出ず、違法とはいえない」としてセクハラとは認めなかった。
産経新聞 2008.9.10 18:02
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