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十日告示される自民党総裁選に向け、メディアの報道が過熱している。
自民のメディア戦略に踊らされた「小泉劇場」の二の舞いを危惧(きぐ)する声もあるが、
今回は少し様相が異なるようだ。
「この方たちのニュースで各新聞がもういっぱいで、
民主党のニュースが少なくなっちゃったような気がするんですけど」。
六日のTBSの情報番組で、司会の、みのもんた氏は総裁選に意欲を示す
政治家の写真パネルを前にコメントした。
多くのカメラもこれら政治家を追い続け、プロ野球始球式などのパフォーマンスにも飛び付いた。
元テレビ朝日政治部長の末延吉正・立命館大客員教授は
「テレビには小泉劇場の反省もあるが、新聞が過熱すれば追随してしまう」と指摘する。
そんな中、七日のフジテレビ「サキヨミ」は総裁選報道を検証=写真(フジテレビ「サキヨミ」から)。
二-六日にテレビ各局が伝えた時間を集計(百八十一番組計六十時間三十五分)、
小泉劇場の「既視感がある」と警鐘を鳴らした。
「小泉劇場ではメディアが完全に踊らされたが、今回は茶番やシナリオといった批判も
セットになっている点が少し違う」。
「政党が操る選挙報道」の著書がある鈴木哲夫・日本BS放送報道制作部長はこう分析する。
解散・総選挙への流れも加速する中、草野厚・慶応大教授は指摘する。
「総裁選を派手にやった方がメディア受けもいい。しかし、小泉劇場の時とは違う。
有権者は、安倍、福田内閣の二年間で問題が自民党政治にあることを見抜いている。
メディアジャックをすれば、有権者が自民に戻ってくると思っているようだが、
今回はちょっと違うと思う」
ソース:東京新聞
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
小泉劇場(Wikipedia)
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