08/09/10 07:28:19 0 BE:380688184-2BP(84)
★中部電力、日立を提訴へ 原発タービン損傷で数百億円
・中部電力は9日、06年に発電用タービンの損傷事故で停止した浜岡原発5号機
(静岡県御前崎市)を巡る問題で、タービンを設計・製造した日立製作所を相手取り、
原発停止中に割高な火力発電を代替運転することで生じた「逸失利益」の支払いを
求める損害賠償請求訴訟を東京地裁に起こす方針を固めた。電力会社が発電トラブルで
重電メーカーに法的措置を取るのは初めて。
中部電の三田敏雄社長が10日、記者会見して正式に表明する。請求額は数百億円
規模となる見通し。電力会社と重電メーカーは原発の技術開発や施設運営で密接な
協力関係を築いてきただけに、中部電が訴訟に踏み切るのは異例の事態。
重電メーカーにとっては原発停止に伴う二次損失の補填(ほてん)まで求められる
リスクを抱えていることを意味し、訴訟の行方次第では日立の経営に影響を
与えそうだ。
浜岡原発5号機は06年6月にタービンの羽根が破損して緊急停止し、07年3月に
営業運転を再開した。中部電と日立の調査で事故原因は設計不良による金属疲労と
特定され、同年10月には、日立がタービンの復旧にかかる直接的な費用(金額は
非公表)を負担することで合意した。
しかし、停止期間中に火力発電を使用したことに伴う燃料代などの間接的な
「逸失利益」を巡る交渉は決裂。中部電は「損失の規模があまりにも大きく、株主に
対する説明責任が果たせない」(幹部)と判断し、提訴に踏み切ることにした。
ソース/朝日新聞社
URLリンク(www.asahi.com)