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救急車の不適正な利用が社会問題になる中、「救急車で病院へ行くと優先して診察してもらえる」
と考えている人が全体の4分の3に上ることが、東京消防庁がこのほど公表した救急車の病院搬送に
関する調査結果で明らかになった。
調査は6月27日から10日間、公募モニター414人を対象に実施され、363人が回答した(回答率87.7%)。
それによると、救急車を利用したことがあると回答したのは211人(58.1%)。また、「救急車を要請するか、
しないか迷ったことはあるか」との問いには、186人(51.5%)が「はい」を選んだ。このうち103人(55.4%)が
実際に救急車の出動を要請している。
「救急車で病院へ行くと優先して診察してもらえると思うか」との質問には、ほぼ4人に3人に当たる273人
(75.6%)が「はい」を選んだ。
主観的にみて「病院はすぐに決まったか」という質問には、166人(79.0%)が「はい」と答え、「いいえ」は
44人(21.0%)だった。また、病院がすぐに決まらなかった要因としては、34人(77.3%)が「病院の受け入れ
体制」を挙げている。
救急車の搬送先病院がなかなか決まらないことについて意見を求めたところ、「医師、看護師不足」や
「緊急性の低い患者の利用が圧迫している」との指摘があったほか、「医療機関側の体制に問題が
あるのではないか」といった疑問や、「必ず受け入れられる体制」を求める意見もあった。
このほか、「自分が患者になったときのことを考えると不安」「医師、病院が激減している。また患者の
姿勢も問われる」「不適切な利用者は有料とした方がよいのではないか」といった回答が寄せられた。
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