08/09/09 01:14:41 EheaAWgb0
アフラトキシンに関する毒性(引用ソース付き)
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3.1カビの毒
3.1.2発がん性カビ毒
A.アフラトキシンB1とステリグマトシスチン
Aspergillus flavus(図3.1)はアフラトキシンB1のほか、そのジヒドロ体であるB2や一部が酸化して
生じたと思われるG1、G2など、数種の関連化合物を生産する。致死毒性、発がん性を発現する
本体はアフラトキシンB1であって、他の誘導体の活性ははるかに低い。
アフラトキシンB1が毒性を現わす動物の範囲はきわめて広く、マウス、ヒツジがやや抵抗性を示す
ほか、アフラトキシンの毒性はラット、ウサギ、ネコ、ブタ、ウシ、ウマなどほとんどの家畜、アヒル、
ニワトリ、七面鳥などの鳥類、サケ、マスなどの魚類まで及ぶ。
またその発がん性の強さについては、たとえば0.015ppmのアフラトキシンB1を混ぜた飼料を与えた
ラットのすべてが、雄は68週で、雌は82週で肝がんになったというWoganとNewbarnによる有名な
実験の結果が知られている。
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引用:天然の毒 ―毒草・毒虫・毒魚― 山崎幹夫・中嶋暉躬・伏谷伸宏 著 講談社 164p
9784061396036 1923043028161 ISBN4-06-139603-X C3043 ¥2816E (3)
1995年8月10日第8刷発行 P47~48