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兵庫県尼崎市で2005年4月、乗客106人が死亡、562人が
重軽傷を負ったJR福知山線脱線事故で、兵庫県警は8日午後、
JR西日本の山崎正夫社長(65)ら歴代幹部9人と、死亡した
高見隆二郎運転士(当時23歳)を業務上過失致死傷容疑で神戸地検に
書類送検した。
地検は年内にも処分を決定する方針。
発表によると、山崎社長ら5人は1996年12月20日、現場カーブ
を半径600メートルから304メートルに付け替えた際、いずれも
安全対策担当の鉄道本部の幹部だったが、自動列車停止装置(ATS)を
設置しなかった。
その結果、05年4月25日、快速電車が制限速度(時速70キロ)を
46キロ上回る時速116キロでカーブに進入して脱線し、乗客を
死傷させた疑い。
県警は、山崎社長ら5人が、ATSを設置していれば事故を防ぐことが
できたのに安全対策を怠った過失を最も重視し、起訴を前提とした
「厳重処分」に次いで重い「相当処分」の意見をつけた。
山崎社長らの後に鉄道本部長を務めた徳岡研三・元専務(61)ら4人に
ついては、遺族の告訴を受け、懲罰的な日勤教育と過密ダイヤで運転士に
プレッシャーを与えた疑いなどで送検した。しかし、刑事責任を求めるのは
困難として、起訴を求めない「しかるべき処分」との意見にした。
調べに対し、9人全員が「あれほどの速度でカーブに入るとは想像できな
かった」などと否認しているという。
▽読売新聞
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