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★総選挙を斬る「麻生嫌われる理由」亀井氏インタビュー
・自民党総裁選は、「本命」の麻生太郎幹事長をはじめ、与謝野馨経済財政担当相や
小池百合子元防衛相、石原伸晃元政調会長ら複数の候補者が乱立する混戦模様となって
いる。自民党の裏を知る国民新党の亀井静香代表代行が夕刊フジのインタビューに応じ、
福田首相の投げ出し辞職から候補者の実像、解散総選挙の見立てなどを明らかにした。
「ひどい総裁選だ。かつては永田町の荒波で自らを鍛え、経済や外交、内政など総合的な
政策を身につけた実力者が『私は日本をこうする』『私はこうだ』と競い合って迫力があった。
それを誰でも参加できるお祭り騒ぎにするなんて」
亀井氏は呆れ果てる。
福田首相の辞任表明は与党内でも驚きだったが、亀井氏は「想定の範囲内。少し早かったがね」
といい、「完全な公明党政局。臨時国会の召集時期や定額減税の受け入れなど、首相は公明党の
言いなりになるしかなかった。総選挙を控え、最大の支持団体の意向は絶対だからね。首相は
それがイヤになって無責任に投げ出したわけだが、国民の目先をそらす『お祭り騒ぎの総裁選』や
『新首相の誕生』も、公明党の狙い通りだ」と続けた。
亀井氏が知る総裁候補者像はどうか。
まず麻生氏について「最近、麻生氏は小泉改革路線を否定しているが、重要閣僚や党幹部として
小泉改革に手を貸してきた張本人。国民生活をここまで破壊した責任者の1人だ。ほおかむり
してきれい事を並べるのはおかしい。自らを総括し国民におわびするべきだ」と手厳しい。
自民党内には強烈な「麻生嫌い」が多いが、「華麗な生まれ育ちを鼻にかけ、『私はエリートだが、
あなたは…』と他人を蔑視する傾向がある。相手は決して忘れない。遠くからながめる国民は
分からないが、同僚議員はよく知っている。彼には国民の痛みなど分からない。野中広務
元幹事長など『身をていして麻生首相を阻止する』と話していた」という。
(>>2-10につづく)
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