08/09/08 14:46:12 0
・テレビにパチンコのCMが流れると、急におびえてチャンネルを変えたり消したりする。
全国で急増している「ギャンブル依存症(強迫的賭博)」の人たちだ。病気なのに、社会の理解が
進んでいないために不幸が重なる。
ギャンブル依存の回復をめざす自助グループ、GA(ギャンブラーズ・アノニマス)に3年前から通う
男性(54)は「生きていられてよかった」と、この30年を振り返る。
車の販売やホテルのフロント係など職を転々とした。23歳で結婚して2児をもうけたが、6年後に離婚。
「家庭を満足に持てなかったダメな男」という罪悪感や寂しさを酒で紛らわせ、飲み代を稼ぐためパチンコに
のめり込んだ。
500円の元手で6万円勝ったことがある。当たれば「オレがやれば必ず勝てるんだ」と万能感がみなぎる。
球のぎっしり詰まった箱を店内に積み上げると、優越感が頭の中を支配し、現実を忘れさせてくれた。
給料を使い果たしても、消費者金融が簡単に貸してくれた。家族に内緒でトイチ(利息が10日で1割)の
ヤミ金融にも手を出した。返済に追われるようになるのに時間はかからなかった。「だまされて保証人に
なった」「給料袋を落とした」と、次々にうそをついては家族に尻ぬぐいをしてもらった。会社の金にも手を
出した。一発逆転を狙い、返済の一部をパチンコにつぎ込んでは、また借金を増やした。
05年、息子に借金を申し込んでぶん殴られた。家族会議は修羅場となったが、「周囲がなぜ怒って
いるのかすらわからなかった」。疲れ果て、感情さえもすり切れていた。
ヤミ金の取り立てから逃れようと、死に場所を探して車上生活を4カ月間続けた。家族に助け出されて
入院。借金は自己破産して整理した。つぎ込んだ給料や借金の総額は7千万円を超えていた。
(>>2-10につづく)
URLリンク(mytown.asahi.com)
※関連ニュース
・依存症に詳しい岩崎メンタルクリニックの岩崎正人院長のもとを訪れるギャンブル依存症者は
月平均約20人。5年前に比べ倍増した。9割以上がパチンコ・パチスロへの依存。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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