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★<事故米転売>不正の告発、昨年も 工場調査では確認できず
・「三笠フーズ」による事故米転売問題で、昨年1月に、同社の不正を告発する複数の情報が
農林水産省に寄せられていたことが分かった。この情報を基に農水省は当時、福岡県内の
工場などを調査したが、不正を見抜くことはできず、結果的に汚染米の転売量が拡大した。
同省の対応を巡っては、今年8月中旬の検査でも不正を確認できなかったことが判明しており、
甘い検査体制が改めて問われそうだ。
農水省などによると、同社は、有機リン系殺虫剤のメタミドホスに汚染された中国産餅精米を
06、07年度に計約800トン購入している。昨年1月に情報提供があったのは、このうち、
06年11月に東京農政事務所から購入した500トン(550万円)に関する不正。「工業用のりに
加工する名目だったが、食用に流用している」という趣旨の情報が、2度にわたって同事務所に
寄せられたという。
農水省から連絡を受けた福岡、佐賀両農政事務所は1月31日~2月5日に調査を実施したが、
同社の福岡と佐賀の倉庫に、落札した汚染米が保管されていたため、担当者は「転売はされて
いない」と判断。同社に対し「食用に流用すると食品衛生法に罰則規定がある」と説明しただけで、
引き揚げた。
結局、同社はこの後も汚染米転売を続行。農水省は今年8月中旬にも、福岡県筑前町の
同社工場を検査しているが、この時も不正を見抜くことができなかった。同社は、のり用の
加工作業を装うことで発覚を逃れていた。
農水省の担当者は昨年1月のケースについて「寄せられた情報があまり具体的ではなかったため、
強く調査、指導できなかった」と話している。
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