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★臭い演出にだまされる“大マスコミ報道”
自民党の古狸たちはニンマリだろう。大新聞・TVが朝から晩まで総裁選に向けた動
きを報じるから、政権を放り出した無責任男はすっかり過去の人。“罪”も問われずノ
ホホンとしている。マスコミは自民ペースで大騒ぎしている場合ではない。
●どうせ麻生が勝つに決まっている
福田首相の退陣以降、マスコミは「ポスト福田候補」を追っかけ回し、石破茂前防衛
相(51)や山本一太外務副大臣(50)、棚橋泰文元IT相(45)といった売名行
為で出馬をにおわせている連中のことまで報じている。自民党の猿芝居に振り回されて
いる格好だ。
(中略)
「普通に考えれば、小池さんや、無派閥の与謝野さんが20人の推薦人を集められるわ
けがありません。麻生さんが無投票当選なんてことになると、小沢代表の無投票3選が
決まった民主党と同じになる。国民の注目も集められないし、何よりも無責任な福田首
相に対する批判が延々と続くことになる。それでマスコミが取り上げやすいようなエサ
を用意したわけです。町村派の亀裂とかも、総裁選を盛り上げるための演出ですよ」
(自民党事情通)
バラマキ派の麻生、上げ潮派の小池、財政規律重視の与謝野、若手の石原……。スタ
ンスや年齢がバラバラなのも、国民の不満を吸い上げるための仕掛け。右も左も上も下
も揃えれば、国民はバーチャル政権交代の期待を膨らませる。“自民党内の野党”の存
在が、民主党の影を薄めてくれるというわけだ。
福田首相は、麻生幹事長に「総裁選を華々しくやったらいい」と言ったという。大マ
スコミには無責任男の片棒を担いでいるという自覚があるのだろうか。
(日刊ゲンダイ2008年9月5日掲載)
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