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犬も乗せれば…「出来心」日課に ブランコに、ゆら~り
夕暮れ時の公園で、ゆらーりゆらりと揺れるブランコ。
いすにちょこんと座っているのは…え、犬?
名古屋市緑区の住宅地にある乗鞍公園。同区鳴丘2の建築業北村宗男さん(68)の
愛犬「ゴー」の姿はここに集まる地域のお年寄りや子どもたちに、
すっかりなじんだものになっている。
雄のシバイヌで、人間でいえば初老にあたる7歳。自転車の前かごに乗せても
怖がらないため、北村さんが数年前に「出来心」で乗せたのがきっかけだ。
今では楽しみは日課となった朝夕の散歩の際のブランコ。「今日も乗るか」と、北村さん。
ゴーを抱え上げて座面へ。揺れが心地よいのか、慣れのせいか、目を細めてじっとしている。
隣のブランコの子どもからは「かわいい」。のんびりしたゴーの表情に公園“常連”の
お年寄りからは「あんたも年取ったね」。みんなやさしい表情になっている。
和やかなひとときがすぎた後、北村さんが「そろそろ行くか」。ゴーはおとなしく歩き出した。
中日新聞(小笠原寛明)2008年9月7日
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
ブランコに乗る「ゴー」と飼い主の北村宗男さん=名古屋市緑区の乗鞍公園で
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