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2008/9/6東奥日報
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100%リンゴのめん発明、特許取得
弘前市の料理研究家・柿崎寿男さん（72）がこのほど、小麦粉などを一切使わず、
リンゴのみでめんを作る技術を発明し、今夏特許を取得した。
収穫前に落果したリンゴや、ひょうなどで傷ついた果実も加工が可能で、
新たなリンゴの活用法として期待が寄せられている。
加工には、収穫一カ月ほど前の未成熟な果実を使用する。
リンゴをかつらむきの要領で薄切りし、シート状に仕立て、変色を防ぐため塩水にひたす。
複数の植物油を混合した特殊な油で数秒間揚げた後、湯で洗い油抜きをする。
水洗いをし、最後にめん状に細く切って出来上がり。
リンゴのシャキシャキとした歯ごたえ、さわやかな味が楽しめる。
そのまま食べる以外に、サラダなどへの応用も可能という。
「100％リンゴで作るのでカロリーも低く、ダイエット食品にもってこい」と、
柿崎さんは自信たっぷりに語る。
そのほかにダイコンやニンジンをめんにする技術や、
リンゴの中身をくりぬいて、つぼ焼きに利用する技術の特許も同時に取得した。
柿崎さんは
「リンゴのつぼ焼きはホタテのクリーム煮などと合わせるとおいしい。
冷凍保存もできるので、学校給食に提供してみたい」
と話している。