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福田辞任表明から一夜明けた2日、東証の株価は大暴落した。日経平均は一時343円安。
3日も前場は109円しか戻っていない。証券税制改革など市場対策に力を入れる麻生幹
事長の首相就任が有力になっているが、マーケットは無視した。市場は麻生政権を織り
込んでいるのだが、ピクリとも反応しなかった。となると、今後は外国人投資家を中心
に猛烈な売りが出る。日経平均1万円割れがいよいよ、現実になってきた。
(中略)
麻生政権になれば、証券優遇税制などの導入に期待がかかるが、市場は冷ややかだ。
「来年1月1日から証券税制が変わり、一定以上のキャピタルゲインや配当を得た人は確
定申告が必要になる。多くのお年寄りが対象になるとみられていますが、確定申告すれ
ば、年金額も減ってしまう。株式市場に投資してきた人は逃げてしまうでしょうね。麻
生さんが考えるべきは、こちらの税制改正の凍結です」(新光証券エクイティストラテ
ジスト・瀬川剛氏)
こうした市場のいら立ちをヨソに、自民党は総裁選の日程を10日告示、22日投票に決
めた。告示まで1週間以上、それから12日間も選挙戦という優雅な日程だ。
「民主党の代表選が21日なので、それにぶつけるためです。自民党幹部は、『この間テ
レビジャックする』と息巻いています」(与党関係者)
市場が無視している総裁選を延々とやる感覚がKYだ。この間、外国人投資家は安心し
て売る。日経平均1万円割れは、すぐそこの現実だ。
(日刊ゲンダイ2008年9月3日掲載)
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