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TVクルーに驚き負傷したトキ幼鳥、試験放鳥直前に死ぬ
環境省は5日、新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションで放鳥の
訓練を受けているトキのペアから生まれた幼鳥1羽が死んだと発表した。
同省の発表などによると、今年5月に自然孵化(ふか)で誕生した幼鳥2羽のうちの1羽で、
自然に近い状態を再現した順化ケージ内で親鳥など15羽の成鳥とともに飼われていた。
8月22日、取材のためケージ内に入ってきたテレビクルーの姿に驚き、ネットに頭を
ぶつけるなどして負傷。佐渡トキ保護センターの施設で治療を受けていた。
同ステーションによると、5日昼ごろ、獣医師が幼鳥の動きが鈍っていることに気づき、
間もなく死んでいるのを確認した。死んだ幼鳥は、ふだんから人間などに過敏な反応を示し、
飛行や餌取り能力も高くなかったことから、9月25日に放鳥される約10羽に選ばれる
可能性は低かったという。
同ステーションの岩浅有記自然保護官(29)は「試験放鳥直前に死んだのは残念だが、
試験放鳥に影響はない」と話している。
(2008年9月5日20時44分 読売新聞)
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