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●もともと党内で総スカン、国民的人気も疑問
自民党内は早くも「ポスト福田」で走り出している。いまのところ「福田後継」の最
右翼は、ナンバー2の麻生太郎幹事長(67)だ。キングメーカーを気取る森喜朗元首
相(71)は、さっそく「次は麻生政権だ」と周囲に吹いて回っているという。
もともと、幹事長を引き受けた時から“禅譲説”が流れ、自民党内では、福田首相を
年内に降ろして、麻生首相で解散・総選挙に踏み切るというのが既定路線になっていた
。
「解散・総選挙を控えた自民党は、できるだけ派手に総裁選をやるつもりです。少なく
ても4~5人に手を挙げさせて、政策論争を繰りひろげ、茶の間の話題を独占するつも
りです。しかし、しょせんは茶番劇。麻生総裁が誕生するのは、間違いありません。す
でに党内のムードは麻生首相で固まっています」(政治評論家・有馬晴海氏)
(中略)
たとえ、麻生幹事長が総裁選に勝ち、首相に就任したとしても、果たして次の総選挙
で勝利できるのかどうか。
「麻生幹事長は“選挙の顔”として期待されています。しかし、本当に国民的な人気が
あるのか疑問です。福田首相は麻生幹事長を目玉にして改造したが、支持率は5ポイン
トしか上がらなかった。参院選で惨敗した安倍首相が改造した時でさえ、15ポイント
上がった。麻生幹事長の効果はほとんどなかったということです。麻生人気はネットと
マスコミが作り出した人気なのではないか。なにより、たとえ福田首相から麻生首相に
代わっても、『もう自民党はダメだ』『一度、民主党にやらせてみよう』という国民の
気持ちは簡単には変わらないはずです」(有馬晴海氏=前出)
自民党は麻生総裁誕生後、メッキがはがれる前に解散する予定のようだが、自滅への
道を突っ走っているだけだ。
(日刊ゲンダイ2008年9月2日掲載)
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