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★「清徳丸の右転で衝突」イージス事故 海自は争う姿勢
海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故の原因を究明する第1回海難審判が4日、
横浜地方海難審判庁(織戸孝治審判長)で開かれた。
刑事裁判の被告に当たる「指定海難関係人」で、衝突時の当直責任者だった長岩友久3佐(35)は意見
陳述で「清徳丸の右転によって新たに危険が生じて衝突した」と漁船側にも原因があったと主張した。
前艦長の舩渡(ふなと)健1佐(53)ら3人も、衝突前の漁船との位置関係など横浜地方海難審判理事所の
申立書の事実について争う姿勢を示した。舩渡前艦長らは「責任を感じている」と事故については謝罪した。
争う姿勢を見せた4人は前艦長、長岩3佐のほか、後潟(うしろがた)桂太郎3佐(36)と、レーダー監視を
担う戦闘指揮所(CIC)の責任者だった安宅辰人3佐(43)。
横浜地方海難審判理事所は申立書で、事故はあたごに主因があったと主張。あたごが所属する第3護衛隊
(京都府舞鶴市)の安全運航の指導が不徹底だったと指摘し、ずさんな運航をめぐる海自の組織責任を追及した。
舩渡前艦長は意見陳述で「責任を感じている。(亡くなった父子に)申し訳ないと思う」と謝罪したうえで、
「清徳丸の位置についてわれわれの意見と異なる点がある」と述べた。
長岩3佐は「清徳丸の右転によって新たに危険が生じた」と主張。衝突前の当直責任者だった前航海長の
後潟3佐も「動静監視は行っていた」と反論。安宅1佐も同様に反論した。
第3護衛隊を代表して出廷した前司令の末次富美雄1佐(52)は「再発防止に努めたい」と述べた。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
≪画像≫イージス艦事故の第1回海難審判に出廷する、前艦長の船渡健一等海佐
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