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富山県砺波市庄川町落シの吉藤庄治さん(78)方の2階の天井裏に2日夜、
体長約1.2メートルのクマが侵入した。クマは天井裏にあったミツバチの巣を狙い、
壁に直径約1メートルの穴を開けて入ったらしい。巣があったのは、子ども部屋の真上。
クマが吉藤さん方にやってきたのは、この日2度目だった。今春から周辺で何度も
クマは目撃されていて、多少は慣れていた住民らも「住宅の中に入ったのは初めて」と驚いている。
市農業振興課によると、午後11時過ぎに、吉藤さんの家族がクマの物音に気づき、
隣家に避難するとともに、市に通報した。市担当者らが駆けつけると、クマは2階の部屋にいて、
窓にシルエットが映っていた。約10分後に、地元猟友会メンバーらが見守る中、クマは
窓ガラスを破り、屋根伝いにゆっくりと逃げたという。
クマがいた部屋の天井は大きく垂れ下がっていた。同課の大浦信雄係長らは「家族が避難する前に、
天井が破れていたら危険な状態だった」と、胸をなで下ろす。
クマは、この日午後6時ごろにも、天井裏のハチの巣を狙って入った。家族が見つけて、
市に通報。クマは逃げた。調べてみると、クマが食べて3分の1ほどになったハチの巣があった。
家族はこのとき、初めてハチの巣があったことに気づいたという。ハチミツと巣は
午後9時ごろまでに撤去した。クマは夜になって、「取り残した」ハチミツを
目当てに再びやってきたらしい。
クマは逃げたが、その後、スズメバチの大群もハチミツを狙って、クマが開けた穴から
天井裏に押しかけた。市は3日午前中にハチミツを完全に撤去して、穴をふさいだ。
同課によると、クマの目撃通報による出動は、今年4月から11回目。「クマが一日に
2度も同じ民家に現れたのは聞いたことがない」と関係者も驚く。大浦係長は
「クマとの間の取り方を覚えている住民も多い。クマも人間に慣れてきているようだ。
危険と隣り合わせの微妙な関係だ」と指摘している。
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