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・公然わいせつの罪に問われた37歳から53歳の5人の男性被告の初公判が2日、東京地裁で開かれた。
被告らは平成19年7月20日午後1時50分から午後3時10分の間、渋谷に停車したダンプカーの荷台で
男女が全裸で性交する場面を撮影した。近隣ビルの上階から見える状態だった。
被告人質問で、最初に証言台に立ったのは、監督だった。
弁護人「渋谷の交差点で撮影した意図は?」
監督「セックスというのは、ある意味で平和。平和の象徴みたいな行為であって、普通の空間で
サラリーマンがあくせくしているところとの、対比なんですね。黒澤監督の『野良犬』で、初めて
発明された技法です。対比することで成立する社会風刺なんです。具体例を挙げますと…」
熱っぽく映画論を語る被告の言葉を遮って、裁判官が「わかりました」と冷たく言い放った。
被告らの関係は、監督を頂点とするピラミッド型だったようだ。
弁護人「(AVは)あなたの考えで制作しましたか」
監督「寿司屋の世界と一緒なので、プロデューサーと監督は絶対なんですよ」
弁護人「スタッフは、従わざるを得ない?」
監督「そうです。AVの世界もそうですし、テレビや映画の世界でもそうです」
弁護人「なぜ抑止せず、撮影した?」
監督「甘かったですね。ここまで罪が重いとは思わなかった」
弁護人「従前から『露出物』というジャンルがある?」
監督「この業界、25年ですけど、『公然わいせつ』というジャンルがあるんですよ」
長年認められていたジャンルだったのに、なぜ摘発されたのかという、憤懣に満ちたような声だった。
検察側は「主導的な役割を果たした」として監督に懲役6月。他の男性被告たち4人には懲役4月を求刑。
最後に男性被告4人は、「今後2度とこのようなことはしない」と反省の態度を見せた。だが、監督だけは違った。
監督「さきほど検察官が『利益の追求だけ』と言っていたが、利益の追求だけなら、やっていないです」と反論。
判決は9月11日に言い渡される。(一部略)
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