08/09/03 10:05:15 0
●【毎日新聞“変態”報道問題】おわびは「若手ねら~社員」に任せろ
実は当初、リスク管理専門のコンサルタントの方にインタビューを依頼していたのですが、実現しませんでした。
「匿名でならコメントできるが…」と妙に腰が引けているのです。
理由はこういうことです。マスコミでコメントしたり執筆したりして名前が売れることで企業からコンサルティングの
依頼が入るというサイクルが重要な受注ルートになっている。毎日新聞の不祥事についてコメントすることで、
毎日だけでなくマスコミ全体から嫌われて露出が減ってしまったら死活問題である、と。
「そんなの考えすぎですよ」とは言えませんでした。ありえない話ではないと思えたからです。普段、不祥事を
起こした企業の実例を挙げながら講演や執筆をされている方がマスコミの不祥事には堅く口を閉ざす…、コワイことです
(それだけに、毎日の問題点をズバズバご指摘いただいた伊地知さんの見解は貴重です。感謝!)
従来、マスコミの不祥事は同業他社が叩くことで一応の浄化が働いていました。ところが今回の毎日の件はなぜかテレビ・新聞の
動きが鈍い。ネットユーザーがそれに代わって台頭したのは必然だったように思えます。
では、2ちゃんねら~はコワイのか? 一連の毎日バッシングを見て感じたのは、本当にコワイのは誹謗中傷・罵詈雑言の類ではなく、
対応の誤りや延焼が続く理由、取るべき具体的な措置をズバリ言い当てている圧倒的に説得力のある正論がそこかしこに見られることです。
これは一般企業にとっても同様です。「やかましい消費者」なんて考えていると、痛い目に合うかもしれません。
最後になりましたがアジャイルメディア・ネットワークの徳力基彦さんが書かれた
●“炎上”を恐れる人は“炎上”を正しく理解しているか?
も、示唆に富む内容です。合わせてお読みください。