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マイクロソフトでInternet Explorer 3.0/4.0やWindows95/98のチーフアーキテクトを務め、
現在はUIEvolutionのチーフソフトウェアアーキテクトである中島聡氏は、Googleが9月1日に発
表したウェブ・ブラウザー「Google Chrome」の先進性やその背景について自身のブログにて
コメントした。
9月2日付のエントリー「Google Chromeとは」URLリンク(satoshi.blogs.com)
で中島氏は、自身がIE3.0を設計した13年前当時の設計コンセプトと比較しながら、
「ひと言で言えば、『安定度・安全度を高めるために、それぞれのタブを別プロセスで走らせる
タブ・ブラウザー』」
「特定のページ上でのJavaScriptの挙動がおかしくなったからと言って、ブラウザーすべてが
落ちてしまう今までの設計が異常」
と、Google Chromeの特長について言及。さらに中島氏は、今回Googleが独自ブラウザを投
入した背景について
「Googleにとって、戦略的にもっとも大きな意味を持つのは、これによりGearsの普及が大きく
進むこと」
と、オフラインでもブラウザ上でWebアプリの動作を可能にする「Google Gears」の普及促進を
担うプロダクトであるとの見解を示した。
一方、Google社も公式Blogにおいて、URLリンク(googleblog.blogspot.com)
「我々が求めているのは、ただの単なるブラウザではなく、WebページやWebアプリ向けの現代
的なプラットフォームであり、それが我々が作ろうとしているものだ」と述べている。(以上、文責:2ch記者)