08/09/02 21:02:27 XUHox3CY0
>>425
>他の法益を侵さない程度で認められるから
社会通念に照らして正当か否かは、まさしくここの問題でしょ。
要するに他の人の人権を侵すような行為はさすがに認められない。
まあ極端な例を言うならば、この密約情報を得るために、
例えば西山が外務省の役人を何人か殺してその上で情報を得て報じたとしたら、
そりゃあんたさすがにまずいでしょ、ってことになる。
ちなみに憲法学者の多くがこの事件についてムニャムニャなのは、
事件との関係で言うと第三者的な女性とはいえ人権を蹂躙して情報を得てるという事実があるからなんだよな。
さすがにそこまでした情報を表現の自由で守るとすると、表現の自由で何でもできてしまう危険性があるから、
なかなかこういう論調は取れない。
この問題は国家機密と西山本人の人権だけの問題じゃない、ってのが憲法学説上の通説でしょ。
あともう1つ重要なのは、西山は報道目的で取材してるけど、
その取材情報を報道せず、そのまま横路に流したって部分がある。
果たしてこのような場合まで「報道の自由」で認められるのか…
仮に認められたとしたら「報道の自由」で何でもできる、ってオチになりかねない。