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共産党 「蟹工船」ブームで1万人新規入党
小林多喜二の「蟹工船」ブームに乗る共産党の地方行脚に従来の支持者を超えた関心が
集まっている。格差問題に対する取り組みなどが評価され、昨年9月以降の10カ月間で
約1万人が新規に入党。次期衆院選をにらんだ幹部の演説会には1カ所平均約1300人が
集まる。接点のなかった業界団体や保守系地方議員との対話も行われ、国政の長期低迷
脱却への期待がふくらみ始めている。
8月28日午後、京都市伏見区にある京都府トラック協会事務所。衆院京都1区から立候補予定の
穀田恵二国対委員長が初めて訪ねた。協会は杉本守専務理事が出迎え、燃油高騰に苦しむ業界の
現状や環境、行政改革で1時間にわたり意見交換した。協会の陳情先は自民、民主両党が中心で、
協会員で構成する政治連盟は両党議員のパーティー券を購入してきた。初めて共産党を迎え入れた
理由について杉本氏は「弱者への思いやりを感じる」と率直に話した。
(以下>>2以降につずく)
8月31日19時53分配信 毎日新聞【渡辺創】(最終更新:8月31日19時53分)
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京都府トラック協会で初めて意見交換する共産党の穀田恵二国対委員長(右)
=京都市伏見区で2008年8月28日午後1時44分、渡辺創撮影
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