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8月26日、東京・一ツ橋で女性セブン主催の「江原啓之さん公開質問会」が行われた。
読者が抱える悩みについて、江原氏が講演会形式で回答するというこの催しで、
江原氏は「私の人生のスローガンは霊能者撲滅」と語った。
公開質問会に集まった約300人のファンを前に江原氏は「(霊能者が必要なくなり)失業することを望んでいる。
だから、後のことを考えて歌っている」と自らの歌手活動について冗談めかして語り、
「(自分の著作は、読者にとって)人生を切り開く訓練になる。そうすると霊能者撲滅になる」と述べた。
さらに、「霊を科学で証明しろと言うなら、科学で心を証明しろ。そちらが先。
人間はすべて脳で行動しますか。そんなことはありません。そうだったら刑務所はいらない。
全部外科手術で善人に変えればいいのだから。私が言っている“魂”とは“心”のことです」と、
4月に『江原スピリチュアルの大嘘を暴く』(鉄人社刊)を出版した早稲田大学大槻義彦教授への逆襲とも取れる発言も
飛び出した。
江原氏といえば、最近はその霊能力を疑問視される声が多い。
今月は、ネット動画配信サイト「ミランカ」が配信する番組『博士も知らないニッポンのウラ』で、
映画評論家の町山智浩氏が、週刊現代で連載が打ち切られたのは、編集部が江原氏に気を使ったためだとし、
「霊能力があるんだったら、オレを呪い殺してみろ、このデブ!」と江原氏を罵ったことが話題となった。
しかし、今回の公開質問会はファンの集いということもあり、場の雰囲気は終始なごやか。
江原氏が「今日ここにいらっしゃったのも偶然ではなく……」と言うと、みなが声を揃えて「必然」と叫ぶなど
会場に一体感がみられた。
昨年の『27時間テレビ』(フジテレビ)での“やらせ”発覚騒動でBPO(放送倫理・番組向上機構)から
「放送倫理違反」を指摘され、その胡散臭さが完全に露呈してしまった「スピリチュアル」という分野だが、
根強いファンは未だに少なくないようだ。
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