08/08/31 10:14:08 0
(>>1より)
そういう前提から始まっているので、こちらがいくら「生存が脅かされている」系のことを
話しても通じない。というか自民党の鴻池氏に至っては、本当に本当にまったく全然言葉が
通じないということをひしひしと感じた。氏は現在、参議院予算委員長。派遣法の改悪によって
ワーキングプアが大量に産み出され、年収200万以下の人が1000万人、という現状に
責任がないはずはない氏は、それでもこの問題を「ふらふらしてフリーターやってるだけ」
「兄ちゃん姉ちゃんがぐちぐち言ってるだけ」「甘えている」などと、まったく政治と
切り離して若者バッシング。なんだか非常に、わかりすぎるほどよくわかってしまった。
ここまで露骨な意見を自民党の国会議員から聞くと、本当に、悲しくなってくる。
そうして「愛国教育」系のことを言う鴻池氏。愛国心を持って、「正しい」歴史認識を持てば、
「ふらふらしたフリーター」にならないというのだろうか?
90年代から続いてきた若年層を見捨てるような雇用政策は、まったくの無関係だと
いうのだろうか?正社員を非正社員に置き換え、多くの非正規雇用者を使い捨てにすることに
よって暴利を貪ることを容認してきたのは、一体どこの誰なのか?どこの政党なのか?
若年貧困層の窮状を「自己責任」「やる気がない」「ふらふらしてるだけ」とバッシングだけ
していれば、国は政策の失敗を問われることなく、その上一円の予算も使うことなくこの問題を
「個人の心の問題」に矮小化できる。そんなやり方を本当にやっている国会議員を目の前にして、
改めて心の底から落胆したのだった。
(さらに続く)