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★集束弾使用とロシアを批判 グルジア、軍縮会議で
国連欧州本部で開催中のジュネーブ軍縮会議で、グルジア・南オセチア自治州
情勢をめぐり、グルジアがロシアによるクラスター(集束)弾使用を激しく批判、
ロシア側が守勢に立たされている。
南オセチア情勢をめぐる一連の紛争に関連し、当初、クラスター弾使用の批判を
始めたのはロシア側。ロシアとグルジアは、5月に有志国主導で実現した同弾の
全面的な禁止条約の採択には参加していないが、8月14日のジュネーブ軍縮
会議の全体会議でロシアのロシュチニン軍縮大使が、グルジア軍が使用した
多連装ロケットシステムを「クラスター弾」と断定。「(非戦闘員である)南オセチアの
一般市民に被害を与えた」と指摘した。
ところが翌15日に国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチがロシア軍による
クラスター弾使用で11人が死亡したと発表。一転して形勢が不利になった。
グルジアのゴルギラッゼ大使は26日の会合で、ロシアがクラスター弾や対人地雷
を含む「非戦闘員に無差別の影響を与える兵器を、広範囲にわたって使用した」と
指摘した。さらに欧州の一部の国からは「グルジア軍の多連装ロケットシステムを
クラスター弾と呼ぶには無理がある」との声も出ている。
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