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29日の会見で、事務所費問題について釈明した太田誠一農水相。
その“言い訳”を疑惑の舞台となった秘書官宅の隣人で店子でもある
元NHKのエコノミスト、池田信夫氏(54)が一刀両断した。
「ギリギリ法律にひっかからないからいいだろう、という、完全な
開き直り」
池田氏は太田氏の会見を振り返り、「前の弁明と全然違う」と断じた。
太田氏は問題が発覚した26日、事務所とした秘書官宅について
「活動実態はあり、経費は実際に支出している」「秘書の行動範囲が
活動の実態だ」と強弁していた。
これに触れ、池田氏は「(29日は)事務所で何をやっていたのか、
何も明らかにしていない」と指摘する。池田氏が特に問題視するのが
2005年に約331万円、06年に約674万円を計上した「人件費」だ。
太田氏は「05年に月25万で1人、06年に2人の職員を雇用している」
とし、「税務申告もしている」と言うが、プライバシーを理由に職員の氏名
など細かい説明を避けた。
池田氏は「氏名を明かせないのは、そこが一番弱いところだからだ」
「領収書なんていくらでもごまかせるが、給与の税務申告内容はごまかせない。
(潔白を主張するなら)職員の名前を明らかにするべき。申告内容を国政調査権
で閲覧すれば、すべて明らかになる。もし虚偽記載していたら、議員辞職では
すまない。刑事告発もあり得る」と話している。
▽ZAKZAK
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