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「これで、山拓センセイも当選確実じゃないか」―。エース・上野由岐子(26)の力
投で、ソフトボール日本代表が金メダルを獲得した瞬間、永田町から、そんな声が上が
った。
実は日本ソフトボール協会の会長は、誰あろう山崎拓元副総裁(71)だ。02年から4
期6年にわたって君臨し、北京五輪のスタンドにも、ひょっこり姿を現していた。
上野は山拓の地元、福岡市出身。高校も選挙区(福岡2区)の福岡市中央区にある九
州女子高に通っていた。協会の会長と代表のエースという関係で、互いに面識もあると
いう。
上野との関係は山拓にとって“神風”ではないか。どの次期総選挙の選挙予測を見て
も、山拓は惨敗必至。サンデー毎日(8月24日付)の当落予想では、民主新人の稲富修
二氏(38=元商社マン)にダブルスコア以上の大差をつけられたほどである。
今や上野は、県民栄誉賞の贈呈も決まった地元の英雄、いや国民的スターである。窮
地の山拓にすれば、のどから手が出るほど選挙応援に来てもらいたいはずだが、山拓事
務所は「今のところ、応援要請する気はない」ときたもんだ。
「上野投手の両親が、今も山崎の選挙区(福岡市南区)在住ということは、把握してお
ります。協会会長として山崎が、ソフト普及に力を入れてきたのも事実。しかし、ソフ
トが山崎の政治のすべてではない。上野投手を選挙応援に呼んだところで、ミエミエの
パフォーマンスと有権者に見透かされるだけ。ただ、友情の範囲内での“自然な応援”
なら、拒む理由はありません」
果たして、山拓の絶体絶命のピンチに、エース上野は“リリーフ”に駆けつけるのか。
(日刊ゲンダイ2008年8月27日掲載)
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