08/08/30 07:49:16 0
「不正は以前からあるはずなのに……」。今春採用された教員の一人は、
勤務する大分県内の小学校で、県教委が同期21人の採用取り消しを
発表したことを知り、「見せしめだ」と憤った。
今春採用の3人が勤める佐伯市の小学校に孫が通う女性(61)は
「(来週から)2学期も始まるのに、該当者がいたら子どもにどう説明する
のかしら」と戸惑う。
県教委の29日の記者会見では、取り消しが08年度分に限られたことに
質問が相次いだ。07年度以前の「不正合格者」は見逃されることを
指摘されると、小矢文則教育長は「根拠づけるデータがない。どうしようも
ない」と語気を強めた。
県教委の教育行政改革プロジェクトチーム(PT)の作業は難航した。
事件で押収されたパソコンの仮還付を7月末に受け、削除や上書きされた
得点データの復元を始めたが、作成日時がわからないファイルもあった。
「答案があれば一番いいのだが……」。今月24日、PTのメンバーは
漏らした。元義務教育課参事、江藤勝由被告(52)の証言も得て、
復元データが実際の得点かどうか、裏付けを急いでいる最中だった。
教育委員の一人は慎重論を唱えてきた。「実際の得点がわからなければ、
絶対に不正があったという保証がない。人の人生を軽々しく狂わせるわけには
いかない」
(>>2以降に続く)
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