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大分県教育委員会の汚職事件で、県警は県教委ナンバー2の富松哲博・教育審議監(60)を
収賄の疑いで週明けにも逮捕する方針を固めた。元義務教育課参事、矢野哲郎被告(52)=
別の贈賄罪で起訴=の参事昇進に絡んで受け取った20万円分の商品券がわいろにあたると
判断した模様だ。
調べでは、富松審議監は大分市内の自宅で今年3月、矢野元参事の昇進に便宜を図った見返りとして
商品券20万円分を受け取った疑いが持たれている。県警は矢野元参事も贈賄の疑いで立件する方針。
富松審議監は、これまでの県警の任意の事情聴取に対し、矢野元参事への便宜供与を否定し、
商品券は「あいさつということで受け取った」と話していた。矢野元参事も「よろしくという意味で渡した」と
謝礼の趣旨を否定していたが、昇進の謝礼の趣旨を認める発言もしているという。
関係者によると、富松審議監は昨秋、大分県佐伯市に出向き、同市立大島小・中学校長だった
矢野元参事と会食。富松審議監はその席で「県に来ないか」と県教委への異動を打診し、
矢野元参事は「お願いします」と昇進を希望したという。富松審議監はさらに、昨年11月ごろと
今年3月の2回、佐伯市教委に教育長を訪ね、「県教委の参事ポストに矢野さんをお願いしたい」
などと依頼していた。
矢野元参事は今年4月1日付で課長級の義務教育課参事に異動。07年に市内の別の小学校の
教頭から離島にある児童・生徒数6人の大島小・中学校長に昇任したばかりで、校長就任から1年で
県教委の課長級ポストへ異動するのは異例という。
富松審議監は7月8日夕から体調不良を理由に欠勤。県警は、教員採用をめぐる贈収賄事件の
関係先として同17日に富松審議監宅を家宅捜索した後、任意で事情を聴いた。県警はその後も
任意の聴取を試みているが、富松審議監は応じていない。
富松審議監は8月20日、「一身上の都合」を理由に辞表を出したが、県教委は懲戒処分にする
可能性があるとして受理していない。県教委も数回、富松審議監から話を聞いており、
その際は「迷惑をかけた。申し訳ない」と話したという。