08/08/29 14:31:51 PkGyNAUn0
経団連の言うように日本の法人税は高いのか?
はい、高いですよ。
ただ社会・労働保険料の負担を考えると日本法人の負担は決して高くないことがわかります。
更に大企業、特に輸出メインの多国籍企業にはかなり有利な設定になっています。
(研究開発減税、証券優遇税制、連結納税制度、外国税額控除、みなし税額控除、輸出戻し税、配当益金不算入~)
では、なぜ海外から投資が来にくいのか?
上記のような恩恵を多く受けれるような企業は限られています。
受けられない恩恵(実質、意味が無い制度とか)もありますし、様々な規制の壁もあります。
しかも同業への参入なら既に居座って恩恵受けている大企業相手に
市場で同等かそれ以上に成長するのは至難の業ですし、大規模な投資は相応のリスクがあります。
経団連は自民党に多額の政治献金をしているので
自分たちの都合の良い様に状況に合わせてルールを変える事すら出来ます。
全然フェアじゃないんです。
経団連が日本を拠点にしているのは愛国心からなんかじゃありません。
彼らが日本を必要とする理由は他にも多々ありますが、
特に輸出メインの企業や大企業を優遇した税制の特典や日本政府の肩入れ行為が大きいからです。
海外で儲けた分を国内の優遇税制で納税すると、
法人税は売上高のたったの1%、通常の法人税は40%だが、
実際にはいろいろの特例措置があり、ゼロに近いような税率になってしまうのです。
海外に習って法人税下げたいんだったら
海外と同じように特別な優遇措置も肩入れ行為も無くせばいいんですよ。
その方が遥かにフェアですし、対象も幅広いので中小規模の投資、参入だって来ます。
国内の中小企業だって大助かりです。
既得権益を守りながら法人税も減税しろってのはおかしくないですか?