08/08/28 16:12:16 0
(>>1のつづき)
明治以降の日本が、世界の中でどのような道筋をたどってきたのかを知り、祖父の世代、父の世代の
「功績と失敗」をきちんと学ぶことで、上の世代からの一方的な批判から身を守り、そして日本の
いい部分と悪い部分を知り、いい日本を残していくようにするのです。
知識というのは、結局自分を守るものなのです。
今の20代男性を批判する人は多いのですが、育てたりかばったりしてくれる上の世代は、とても
少ないように思います。
その一方で20代男性は、家族や友人を大事にする傾向があると思います。「リスペクト男子」たちは
地元愛が強く、友達や家族を大事にし、また自分の身近な人をよく褒めます。
このように自分の家族や身近な人のネットワークの中にいることは、自分を守るセーフティーネット
としては大事なことだと思います。しかし、家族や友人だけを味方にしていても、世界が狭くなって
しまいます。
では20代男性たちは、どのように振る舞えばいいのでしょうか。まずは、自分たち20代男性に
対して批判的な上の世代を、「うまく使う」ことです。具体的には、「自分を育ててくれる人」「味方に
なってくれる人」を増やしていくのです。
上の世代の味方を増やすには、「しょっちゅう一緒に飲みに行く」ということではなく、普段、オフィス
での会話に気をつけるだけで十分です。例えば上司と話す時にきちんと敬語を使う、上の世代の
時代背景を理解して話をする、というだけでも喜んでもらえます。
彼らの振る舞いを覚えると、上の世代の好みに合う場合が多いようです。
上の世代から学んでみたい知識を学び、利用できる権力があれば、使った方がいいのです。
今の20代男性は、そういうことがあまり上手でないのかもしれません。
上の世代というのは、自分の経験が人の役に立つことがうれしいのです。ですから、上手に
甘えたり懐に飛び込んでいき、上の世代の経験を知れば、自分たちの経験値も上がっていきます。
知識を身につけること、上の世代とうまくつき合うこと。これらは一見古いようですが、20代男性に
とっては、本当に重要なメンテナンス術なのです。(以上、一部略)