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(>>1のつづき)
記事によると、中国の主要コミュニティーに寄せられる声の9割以上が「韓国人は破廉恥な
民族であり、中国が打倒すべき対象」といった声だとのことで、いわば「反韓一色」といった様相だ。
もっとも、韓国も「防戦一方」という訳ではない。8月24日に行われた閉会式の演出で映し出された
地図に「Sea of Japan(日本海)」との記載があったことを問題視したのだ。韓国では、日本海に
該当する区域を「East Sea(東海、トンヘ)」と表記するように国際社会に求めており、なかば
それを無視された形だ。この映像は、国際映像で全世界に放映されただけあって影響が大きく、
韓国のネット上では「中国政府が日本政府の肩を持っているのでは」といった声が噴出し、
韓国メディアも、中国側の対応を批判的に伝えている。韓国外務省のスポークスマンも
8月25日、記者会見で「『日本海』という表記が誤っていることについて、五輪実行委員会に伝える
予定だ。北京の韓国大使館は、すでに関連した措置を行っているものと理解している」と述べ、
映像への不快感を表明した。
もっとも、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領と中国の胡錦濤国家主席は8月25日には、ソウルで
首脳会談を行ったが、特にこの問題が話題になった様子はない。両首脳は終始笑顔で、議会や
安全保障の分野で交流を強化することで合意している。
今のところ、五輪をめぐる中韓のギクシャクは、ネット上で表面化するにとどまっているようにも
見えるが、中央日報は8月26日には、「中国内の反韓感情は危険水準」とのコラムを掲載。
相当、中国の動向を警戒していることがうかがえる。
五輪が始まる前の段階でも、中国で誕生したはずの「漢字」や「孔子」までも韓国起源だとする
「怪情報」が中国のネット上をかけめぐり、中国人を激怒させていた、という経緯もあり、今後も
「ネット戦争」の動向を注視する必要がありそうだ。(以上)