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新潟中央署に勤務していた30代の男性警察官＝当時＝が昨年、入管難民法違反（資格外活動）で書類送検された
中国人留学生女性の違法なスナック勤務を黙認した上、この女性の摘発逃れにつながりかねない助言を
していたことが26日、分かった。県警は男性警察官に任意で事情を聞き、違法な行為はなかったと判断したが、
道義的責任を問い処分を下した。この警察官は今年３月に依願退職した。
捜査関係者によると、中国人留学生は当時、新潟市中央区のスナックでホステスとして違法に就業。
県警の内偵捜査を察知し、昨年12月、店の常連客だった男性警察官に助言を求めた。
警察官は中国人女性の違法勤務を知っていたが、通報しなかった。女性から相談を受け、
「店の従業員名簿は捨てた方がいい」などと、携帯電話のメールで助言していたという。
県警は同法違反のほう助などの疑いで、警察官から任意で事情を聞いたが、女性に助言する前に店側が従業員名簿を
破棄するなどしていたため、最終的に罪には問えないと判断。県警幹部は「逮捕も視野に徹底的に
調べたが、違法な行為はなかった」としている。
しかし、県警は「警察官にあるまじき行為はあった」と判断し、警察官に処分を下した。
県警監察官室は一連の事実関係や処分の内容について「退職者のプライバシーにかかわることで
コメントできる立場にない」と話している。
*+*+ 新潟日報 2008/08/27[**:**] +*+*
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