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実習生によると、6人は05年12月、外国人研修・技能実習制度で来日。研修後、06年12月から
実習生として勤務した。午前8時半~午後5時半まで働いて月給5万円。
平日は午前0時まで残業し、土、日に働くことも多かったが、残業代は時給350円(今春からは450円)だった。
一方、会社側は毎日新聞の取材に対し、残業代の額を認めたうえで「月給は11万8000円払っていた」と回答。
少なくとも残業代は同県の残業代の最低賃金(時給換算で831円)を大幅に下回っていた。
6人は今月20日、正規の報酬を支払うよう書面で要請。内田社長は2日後に回答すると約束した。
ところが22日午前7時半ごろ、社長は社員ら約10人を伴い、社員寮で寝ていた6人を
用意したマイクロバスに無理やり乗せ、成田空港に連れて行こうとした。実習生が抵抗し、
空港行きは中止されたが、その際、実習生1人が寮の2階から飛び降り左足骨折。他の2人も
もみ合いで腕に打ち身や擦り傷を負った。
3人はその後、外国人研修・技能実習生を支援する「全統一労働組合」(東京都台東区)に
保護された。残る3人は24日、同社関係者に連れられ成田空港から帰国した。
内田社長は25日、同労組を訪れ「相手が日本人なら(無理に連れて行くことは)しなかった。
高額の未払い金を要求されて、交渉できないと思った。けがをさせて申し訳ない」と謝罪した。
保護されている胡菊花さん(35)は「自尊心が傷ついた。日本人と同じように人間として
扱ってほしかった」と話している。
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