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札幌市発注の下水道電気設備工事の談合疑惑に関連し、
公正取引委員会から事情聴取を受けていた同市の部長職の男性職員(58)が、
同市内の自宅で首をつって自殺したことが二十五日、分かった。
談合疑惑をめぐっては、聴取を受けた同市の元下水道局長(64)も七月に自殺している。
同市は公取委の調査に引き続き協力する方針だが、二人の自殺者を出す
異例の事態に衝撃を受けている。
職員は同市の下水道部門に長く在籍。現在は、下水道を含む市発注工事が技術上適正か、
などをチェックする部署の責任者だった。
関係者によると、職員は公取委が六月十日に同市と大手電機メーカー九社の道内支社などを立ち入り検査し、
談合疑惑が浮上して以降、公取委から二十回近くにわたり札幌市内や東京都内で事情聴取されていた。
公取委は談合への関与を認めるよう迫ったが、否定していたという。
職員は八月十九-二十一日に三日連続で聴取された後、以前は見せなかったやつれた様子で、
上司に「疲れた」と漏らしたという。二十五日早朝、起きてこないのを不審に思った家族が発見。
走り書きの遺書も見つかった。職員は二十六、二十七日も聴取の要請を受けていた。
職員の自殺について、札幌市の上田文雄市長は「大変遺憾なことで、痛恨の極み。
今後も公取委の調査に協力する立場は変わらない」としている。
一方、公取委は「故人には、本件審理に協力していただいたのに、
今回、お亡くなりになられたことは非常に残念」とコメントした。
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