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・民主党の野田佳彦(51)は代表選を断念したが、自民党の野田は意欲マンマンだ。
「ポスト福田は簡単に麻生太郎ではまとまらない」と、野田聖子(47)が動き始めた。
「野田聖子は明らかにポスト福田を意識している。閣内にいながら、わざと波風を立てる発言を
繰り返している。秋にもある総裁選を意識した行動ですよ」(自民党関係者)
この発言とは、中国毒ギョーザ事件の報告を受けながら、福田首相や高村外相が隠蔽していた
問題で、「今後、このようなことがないように、外務省と警察庁がしっかり連携してほしい」と
閣内から注文をつけた一件。さらに20日には、太田誠一農相の「やかましい発言」を麻生幹事長が
「関西以西ではよく使う」とかばったことにもカミついた。太田農相には「農林水産大臣になられた
わけですから、しっかり勉強していただきたい」とピシャリ。続いて麻生幹事長にも「日本の北から
南まで皆さんが分かる日本語を使っていただかなければ。そういう(麻生氏の)サポートは
非常に残念です」と幹事長批判までした。
「野田は目立とうとしている。考えられることはひとつ。総裁選で手を挙げる“権利”を取ろうという
ことですよ」(前出の関係者)
野田といえば、古賀誠選対委員長の“お気に入り”。今回の強気発言のウラにも古賀の存在がある。
「ポスト福田は麻生が最有力だが、古賀は麻生人気に疑問をもっている。麻生はマスコミに
たたかれれば、いくらでもホコリが立つ人物だし、民主の小沢代表と同世代だから、総選挙では
小沢にかなわない。目先を変えるにはオンナで勝負するしかないというのが古賀の考え。
野田と小池百合子あたりを総裁選で競わせて、総選挙に突入させれば、自民大敗を
食い止められるという計算です。実は公明党も、タカ派であぶなっかしい麻生よりは、斬新な
トップで総選挙をやりたい思惑がある。そんな古賀や公明党の意向で、野田が“テンパって”
きたわけです」(政治ジャーナリスト)
目くらましのポスト福田レースは、まだ大波乱がある。(一部略)
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