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・ニートらの自立を支援する「新潟地域若者サポートステーション」が昨年オープンしてから
1年が経過した。毎月の平均相談件数は128件と当初目標の100件を上回ったが、実際に就労や
進学などにつながったケースは、登録者数の2割程度の64人と、目標の3割には届かず、問題の
根深さをうかがわせている。
臨床心理士やキャリアコンサルタント、カウンセラーらスタッフ7人が対人関係や仕事に関する
個別相談に応じ、自立・就労に向けた職場見学体験やセミナー、ボランティア体験など各種支援
プログラムを提供している。
利用は無料で、15歳~35歳の若者が対象。仕事に就けない子供を持つ保護者の相談にも
応じている。開所以来の来所者数は延べ4792人(月平均399人)、相談件数は1534件、
登録者数は308人にのぼる。
しかし、このうち、アルバイトなど何らかの仕事に就けた若者は57人(うち正社員7人)、大学などへの
進学は4人、職業訓練は3人で、期待通りの成果は得られていないのが実情だ。
同ステーションによると、訪れる若者の大半は「引きこもり」を経験するなど、人間関係や社会性に
おいて何らかの問題を抱えており、背景には、学校での深刻ないじめや家庭問題などに起因する
人間不信や自信喪失があるという。
6月から通い始めた30歳の男性は、10年近く仕事をしないまま親元で暮らしている。
他人との交流がほとんどなかったそれまでの生活と比べ、「出会いの場」ができたことは「前進」と
認めながらも、「すべてそろっているのに、希望だけがない。やる気も持てない」と語り、将来に
対する不安は何も変わらないと打ち明ける。
スタッフの山際紀秀さん(41)は「ニート、イコールなまけもの、という偏見があるが、そんなことは
ない。彼らは真面目過ぎるからこそ、挫折して傷つき、自分をダメな人間と責めている」と代弁する。
ニートの自立には、「就労体験などの受け入れ企業や非営利団体(NPO)など、社会全体のさらなる
支援が必要」と訴える。(一部略)
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※前(★1 08/24 00:24:14):スレリンク(newsplus板)