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★30~40歳代の働く女性に 「就活」ならぬ「婚活」がブーム
・「婚活(結婚のための活動)中です」―そんな言葉が30~40歳代の働く女性から普通に聞かれる
ようになった。結婚しにくい今の時代には「就活」ならぬ「婚活」が不可欠で、合コンや見合いを
積極的に行い、結婚相談所や紹介サービス会社に足を運ぶのもいとわないというのである。
「婚活」とは、「就活(就職活動)」のアナロジーとして作られた言葉。広まるきっかけは、08年3月に
発行された新書『婚活時代』(ディスカヴァー・トゥエンティワン社)。結婚できない男女が増えている
現状では、就活のように結婚するにも活動が必要だと説き、未婚女性に大きな衝撃を与えた。
これをきっかけに、「婚活を始めた」「意識しだした」という声も聞かれる。
婚活の方法は、友人に紹介してもらったり、合コンへの参加、インターネットの掲示板を使ったりと、
様々だ。結婚紹介サービスを利用する人も増えている。以前は男女の出会いを提供するという
仕組みにどこか抵抗感があって、周りに秘密にしている人が多かった。「モテない」からと思われる
のではないか。そんな「ミエ」も働いたようだ。
最近では、30~40歳代の女性を中心に積極的に入会するようになっているそうだ。さらに、入会
したことを友人に打ち明けたり、ランチの話題にしたりと、オープンに話をするようになった。
5万1140人が会員登録している大手紹介サービス、オーネット(東京都品川区)の担当者は、
「本によって婚活という言葉が広まり、結婚のチャンスをただ待つという姿勢から、『狩りに出る
感覚』といいましょうか、女性を中心に積極的なものに変わってきています。そうした流れの中で
紹介サービスを利用することへの抵抗感、アレルギー的なものがなくなりつつあります」と変化を語る。
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