08/08/26 23:04:04 sRszUrPF0
>>376
送信されている周波数のまま増幅して検波するという方式のラジオも少数ですがある
にはありますよ。ストレート方式というものですね。
ただ、ストレート方式のように同一の周波数で何段も増幅すると不要に発振しやすい
(ラジオ内部でハウリングみたいになってしまい、まともにラジオとして動かない)
というデメリットがあります。
ということで、ストレート方式では感度を上げるためにむやみに増幅できなくなり
ます。
そこで、特定の中間周波数に変換すると、
受信周波数とは別の周波数で増幅できますし、
中間周波数には良いフィルタを作りやすい比較的低い周波数を指定できるので、
選択度の良い高性能なラジオが作れる、ということになります。
また、ストレート方式ですとMWのような比較的低い周波数はまだ良いにしても、
周波数が高い短波の上の方(たとえば20MHz以上)を昔の技術では効率良く増幅する
ことが困難だったので、
一旦低い中間周波数に変換してから増幅したほうが高性能なラジオが作れる、という
背景もあったと思われます。