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(>>3続き)
●隠ぺいが疑われる行為
毎日新聞では謝罪と同時に、当該記事を削除してしまった。だが、すでにブログなど
では常識のとおり、記事の削除=隠ぺい工作と受け取られかねない。
また、謝罪文を掲載した同じページに、「ネットでの記者への誹謗(ひぼう)につい
ては法的措置を検討」などと書いてしまったために、謝罪の一方で“逆ギレ”している
かのような印象を与え、反感を買ってしまった。
●「誠意ある謝罪」の失敗
前述のとおり、毎日新聞は関係者の処分と、誌面・Webサイトでの謝罪および報告を
行った。ただし、社内的には「誠意のある謝罪」という位置づけで発信したつもりが、
ネット上では逆に「広告クライアントのほうを向いた謝罪だ」という反発を受けてしま
った。記事の削除という行為も、「逆ギレしてブログの記事を消したみたいだ」という
低い評価にとどまる。
最大の失敗は謝る相手をまちがえたこと
筆者は、WaiWai事件がこれほどまでにこじれてしまった最大の理由は、毎日新聞によ
る謝罪の「方向」と「スピード」の見誤りだと考えている。同社の首脳陣が対応さえま
ちがえなければ、こんな「メガ炎上」にまでは至らなかったはずだ。
一口に「謝罪する」と言っても、毎日新聞ほどの企業規模になると少し意味合いが違
ってくる。例えば、記事内容にまちがいがあったので、紙面で読者向けに謝罪する。こ
れならば方向性はまちがっておらず、だれもが納得できるだろう。
同様に、記事によって名誉を傷つけられたと訴える人がいれば、その人に謝罪するの
が自然な流れである。WaiWai事件の場合、ほんとうならば “HENTAI”呼ばわりした
日本国民全体、特に女性に対して真摯(しんし)に謝罪をしなければならなかったはず
だ。ところが、毎日新聞は、広告主や既存の読者だけを謝罪の対象と勘違いしてしまっ
た節がある。責任者の「生のことば」もなく、誠意を疑われるのもしかたがないだろう。
(続く)