08/08/25 13:36:35 Ws7M8gPV0
グルジア:自国を過大評価し過ぎた? アレクサンドル・フラムチヒン、政治軍事分析研究所分析課々長。
URLリンク(jp.rian.ru)
(前略) このようにして、グルジアが電撃戦の形で戦争に勝利しなかった
ことは、つまりグルジアは戦争に負けたことを意味する。これは完全に
はっきりしていることだ。しかし、どうやら、政治的成功が獲得された。
ロシアは、国際社会の目の中では、侵略者の役割を持って現れることも
完全に可能にしている。グルジア軍の南オセチナ侵攻の結果、モスクワは
非常に微妙な状況に陥った。モスクワは、オセチアに対し裏切り者になるか
(しかも、そのように考えているのは南オセチアだけでなく北オセチアもそう
であったし、ロシア系オセチア人もそのように考えた)或はグルジアに対し
侵略者になるか(なぜならロシア軍は国連の委任なしにグルジア領に入り
グルジア軍に反対して戦闘行為を始めているからだ)だった。
ロシアは2番目のケースを選択した。それは、もちろん、2つの悪のうち
柔らかい悪だった。ましてやロシアは、侵略者と宣言されることができない
5つの幸せな国に入っている。彼らは国連安保理で拒否権を持っている
からだ。侵略を侵略と宣言することができるのは国連安保理だけだ。
事態は今後いかに展開するか?グルジアは、ロシア軍に反対して南オセ
チア領でゲリア線を組織することができない。それは、ただ単に、この
共和国には、十分に反ロシアの気運に立っている市民がいないからだ。
理論的にはグルジアは、再びツヒンワリとその周辺地域を攻撃するために
自国軍を出兵させて、「通常」戦争を復活させることはできる。しかし、グル
ジア軍は完全に配備されそしてまだ損失を受けておらず、南オセチアの
ロシア軍部隊が制限されている時でもこの攻撃に失敗したのだから、
非常に早く叩きのめされることになろう。
NATO軍が戦争に参入して来ることは可能性としては全くあり得ない。
ヨーロッパ諸国は戦争することによる損失をパニック的に恐れているので、
ロシアとの戦争は彼らにとってあり得ない。