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W・G・タープレイの新著「オバマ ― ポストモダン・クーデター」(二〇〇八年六月刊)
の序章「オバマ ― 二〇〇八年、CIA権力によるクーデター」。これは、七十四頁と、
長大な章である。本書の約四分の一を占める。以下にその要点を列挙する。
(1)米英世界金融寡頭権力体制(オリガルキー)、または、英(ブリテン)米世界
帝国体制は、今、深刻な瓦解の危機にさらされて居る。
(2)ブッシュ=チェイニー=ネオコン一味の路線は、完全な失敗に終わった。
(3)彼らは、新しい戦略、新しいアジェンダ、新しい作戦計画を採用した。
(4)この新しい戦略を立てたのは、ブレジンスキーである。
(5)ブレジンスキー戦略の概要は、以下の如し。
[a]アメリカにファシズム国家体制を構築する。
[b]ここで、ファシズム国家とは、第一次世界大戦後、イタリー(ムッソリーニ)と、
ドイツ(ヒットラー)に樹立された様な、草の根からの大衆の熱狂的エネルギー
の動員を不可欠とする。
[c]ブレジンスキーは、この様な意味でのファシズム体制を米国に確立する為の
前提として、そのカリスマ的リーダー、オバマを二十五年かかって育成した。
[d]ちなみに、オバマの妻、ミシェル・バラク(黒人)は、本格的なファシスト
イデオローグとして育成された。
[e]ブレジンスキー(そしてブリテン米世界帝国)は、勝負に出た!!