08/08/22 17:45:27 0
問題の本質をすり替えるというのはこうした話を指すのだろう。もちろん、太田誠一農相の
「消費者がやかましい」発言だ。
自民党の麻生太郎幹事長は方言だとの論法で擁護している。だが、ことは福田康夫首相が
重要課題に掲げる食の安全にかかわる問題だ。笑い話であるかのように見過ごすわけには
いかない。
中国製ギョーザ事件を受けた食の安全対策について10日、太田農相がテレビで語った発言
は「日本国内は心配ないと思っているが、消費者がやかましいから徹底する」というものだ。
その後、農相は「消費者が正当な権利を主張できる民主主義の国という意味で使った」などと
釈明したが、この釈明の意味を理解できた人の方が少ないだろう。
一方、麻生氏は「やかましい」とは「関西以西では『よく知っている』という意味」と語った。
確かに「やかましい」を辞書で引けば「騒がしい」、「小言が多く、聞いてうるさく感じる」などの
ほか、「きびしい」とも出ている。だが、大半の人は「農相は日本の消費者が口うるさく、過剰反応
していると言いたいのか」と受け取ったのではなかろうか。
麻生氏の話を聞き、昨年、当時の久間章生防衛相が原爆投下をめぐる「しょうがない」発言を
「九州弁で口癖」と弁明したことを思い出した人も多いはずだ。「日本の国の大臣であるならば、
日本の北から南まで皆さんが分かる日本語を」という野田聖子消費者行政担当相の指摘は、
ごく当然のことだ。
(続きは>>2-20)
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